PCB廃棄物の処理と運搬

PCB廃棄物の処理と運搬

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PCBとは

 

 

PCBはポリ塩化ビフェニールの略語で、209種類の異体性を持つポリ塩化ビフェーニール化合物の総称です。
 
 
PCBは、熱に対し安定性が高く、電気絶縁性が高い、耐薬性に優れている等の特徴から電気機器の絶縁油や熱交換機の熱媒体をはじめとして、可塑剤、塗料、ノーカーボン紙など身近な製品にも幅広く利用されていました。

 

 

しかし

 

・自然界に放出された場合、分解されることがほとんどない

 


・脂肪との親和性が高く生物に脂肪に蓄積する

 


・生物への毒性が高い

 


 *発がん性が高い

 


 *内臓障害、皮膚障害、ホルモン異常等の原因物質

 


・生物の移動と食物連鎖を通して全地球に拡散される

 


・体内に長くとどまるため、微量の摂取を続けることで中毒症状が起きる

 

上記のような有害性があるため、ストックホルム条約(2004年発効)により、国際的にも製造、使用の禁止と2028年までに適正な処分を行うことが定められました。

 

 

日本でも、この条約を2002年に批准しており、その前年の2001年にPCB特措法が成立、施行されました。

 

 

廃棄物処理法においても「特別管理産業廃棄物」に指定されており、厳格な取り扱いが定められています。

 届出、保管

 

PCB含有製品の使用を終えた事業者は、PCB措置法に基づき都道府県知事(または政令市長)に届出を行う必要があります。

 

 

この届出は、処分が終了するまでの間、年1回(毎年6月末まで)継続して行うこととされtいます。

 

PCB廃棄物の保管は、通常の廃棄物の保管基準に加え

・容器に入れて密封すること

 

・揮発防止のための措置を講ずること

 

・高温にさらされないよう措置を講ずること

 

・腐食防止のための措置を講ずること

 

等が定められています。

 

 

 

PCB廃棄物は処分方法が限られているため、長期間の保管が必要になります。このため、上記基準を確実に遵守するために

 

・倉庫等の定められた、関係者以外が扱えないよう施錠等の措置が可能な場所に

 

・適切な表示を行い

 

・密封容器に収納した上に

 

・オイルパン等の流出防止措置を施し保管し

 

・保管状況の確認を適宜行う

 

等の管理が必須要件として求められています。
 

 

 

収集・運搬

 

特別管理産業廃棄物収集・運搬業許可を取得されている業者でなければPCBを収集運搬することはできません。

 

 

さらに、高濃度PCB廃棄物の運搬については、「日本環境安全事業株式会社」の入門許可を得た事業者でなければ、処理施設に搬入することができないので注意が必要です。
 
 

高濃度PCB廃棄物の処理


 
トランス、コンデンサ、安定器等の高濃度PCB廃棄物の処分は法令により「日本環境安全事業株式会社(JESCO)」で処分を行います。
 
現在、全国に5か所の処理施設が設置されており、2027年までに全ての高濃度PCB廃棄物の処分を行うことが法令により決められています。
 
 

低濃度PCB廃棄物の処理

 
 
上記以外のPCB廃棄物については、JESCOの設置した施設のうち、北海道および北九州の施設で処分を行うほか、国の認定を受けた「無害化処理認定施設」での処分が可能とされています。
 
また、廃棄物処理法に基づく許可を取得している処分施設があり、同様に処分が可能です。
 

 

 

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石綿(アスベスト)関連の廃棄物の処理
石綿は耐火性に優れまた紡織加工することも可能でありかつ安価だったことから建材など幅広い分野で使用されていましたが、肺がんなど根治できない病気の原因になることがわかり2006年に代替え困難な一部製品を除き全面的に製造使用が禁止されるに至りました。
感染性廃棄物
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